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神奈川県立近代美術館・葉山で開催された『古賀春江の全貌』展。 兵庫県立美術館学芸員、速水豊氏による講演会『古賀春江の超現実主義絵画』に行って来ました。速水氏は、著書『シュルレアリスム絵画と日本 イメージの受容と創造』(NHKブックス)で2009年度倫雅美術奨励賞受賞、気鋭のシュルレアリスム研究者として活躍されています。 古賀春江の「超現実主義≠「シュルレアリスム(surēal isme)」ということだけは、理解できたような... 今展覧会では、以下の4章構成で展示されています。 第1章 センチメンタルな情調 1912~1920年 第2章 喜ばしき船出 1921~1925年 第3章 空想は羽搏き 1926~1928年 第4章 新しい神話 1929~1933年 古賀春江(1895~1933)の絵画がこれだけ一堂に会するのはなかなかないと速水氏もびっくりされていました。 印象に残った1枚『素朴な月夜』には、こんな詩が… 彼の話ー私はどうしてさういう妙な所へ行ったのだらうと思う。 水の中の底の方へだんだん落ちるやうに歩いて行くのでした。息苦 しくもないのを不思議に思ひながらそれでも落ちて行くのでした。 をかしくてもうやり切れなかつた。 遠い所に白いまん丸い月が出てゐたり、何か地上にも動いてゐた。 一匹の海豚がゐたがそいつは鐵張りで出來てゐるやうだつた。口が 大きく開いたと思つたら、私はその中へ辷り込むやうになつて大 きく膨れた腹の中へ入つて行つた。とてもをかしかつたよ。 (『古賀春江畫集』第一書房、1931年より) 年代を追って展示された作品の数々に、いままでの古賀春江のイメージが払拭され、新しい神話がはじまったかのようでした。
by nviolann
| 2010-11-25 12:54
| art
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